Nikanti Golf Club
2014年12月オープンした上級者向けのニカンティゴルフクラブ。全18ホールの全長6,789ヤード、パー72の設定だが、一般の18ホールゴルフコースとは全く異なる点がいくつかある。
1.ロング6、ミドル6、ショート6の18ホール。オーナーの意向によりロングヒッターとそうではない方のハンディを無くす為、全て均等な配分を期して6ホールずつのレイアウトとなっている。
2.スタートホールは1番、7番、13番。通常のコースではスタートホールはインの1番又はアウトの10番、9ホール毎のスコア集計となる。ニカンティは1番、7番、13番と3つのホールからスタート可能。この為、スコアカードも1-6番、712番、13番ー18番と6ホール毎に合計を出す方式になっている。
3.全てのコースが打ち下ろしスタート。コース全体の造成を行う際、ティグランドとグリーンに盛り土をすることにより、ほぼ全部のホールでティショットは打ち下ろしとなり、グリーンは打ち上げとなる。また、フェアウェイ全体にうねりや凸凹があるため、全くフラットなラインは極めて少なくクラブの中心でボールを捉えることが難しいレイアウト。
4.フェアウェイとラフでは天国と地獄の差。ニカンティの最大の特徴はラフだ。フェアウェイの横のファーストカットを越えるとかなり深く沈む草質のラフ、さらにボールを探すのが困難になるくらいのブッシュが植えられているので、フェアウェイを外した場合、ほぼ確実に1打プラスアルファくらいのロスを見込まなければならない。このブッシュはクロスバンカーの中にも植えられているところがあり、ボールの位置によってはボールが見えていてもリプレースを優先すると言ったマネージメントが要求される。
5.エスケープゾーンの全くないグリーン。普通のコースではグリーンの傍に池があったとしてもグリーン、カラー、ラフ、そして池となり、余程のボールでない限りグリーンに落ちたボールはラフで止まってくれるが、このゴルフ場にはグリーン、カラーそのまま池というホールが数ホールある。このようなホールではグリーンの傾斜を良く見た上でアプローチを打たないと例えウェッジで打ったボールでも傾斜に乗ってそのまま池ということになってしまう。
正直なところ、このコースは初心者には極めて難しく、又ボールをロストする可能性も高い超難コース。フェアウェイ・グリーン共に土質はとても硬く、距離が出る反面ボールが止まり難いため、上級者であっても好スコアで廻るのは決して簡単ではないだろう。それだけにプレイをしていて楽しく、レイアウトやデザインも多彩であることから一度廻ればもう一度行きたくなる。
最後にゴルフカートに関して、このコースではカートの利用が必須となり、ホールとホールの繋がりも良く、次のホールへの移動に関してはカートは不要なくらい。何と言ってもアップダウンの激しいコースの為、カートは必需品。
座席前にはタッチパネルが装備され、まず言語選択から始まり、各ホールのレイアウト、CGによるコース紹介などが表示される他、GPS機能を搭載しているため、ボールからグリーンまでの正確な距離が常に表示される。その他にも現地点をタッチすることによりグリーンまでの最短距離及びベストなショット配分を表示してくれるなどのハイテク機能も満載している。更に氷を入れることの出来るクーラーボックスが付いているため、ゴルファーは何時でも冷たい物で喉を潤しながらプレイを楽しむことが出来る。アジアでナンバー1のゴルフコースとして目指してクラブハウスも一番立派なゴルフコース。
平日、土日祝日とも4人打ち可。
ゴルフカートはフェアウェイ走行可
(※月曜定休)
料金は2024年3月31日まで有効。
※料金はグリーンフィー、キャディフィー、カート代、食事2回分、往復送迎込み。